BOOKスキャナ2種の特性について

BOOKスキャナ2種の特性について

大判図面製本スキャナ2種の特性と注意点

オーバーヘッドスキャナ(BOOKスキャナ・フェイスアップスキャナ)

オーバーヘッドスキャナとは、原稿を上向きにセットして機器上部に設置されたカメラで撮影する方式のスキャナの総称です。別名でBOOKスキャナやフェイスアップスキャナとも呼ばれています。

  • オーバーヘッドスキャナのメリット

オーバーヘッドスキャナは主に書籍などを電子化するために開発されたスキャナです。
そのため原稿をめくり易く、原稿を置いたままページをめくるようにスキャニングできるので、原稿を傷めるリスクが少なく、撮り漏れや折れなどによる撮り直しも少なくて済みます。
また、書籍や製本類といったページ数の多い原稿を扱う事を前提として開発された為に、フラットベッドスキャナに比べてスキャンスピードが速いのが特徴です。

  • オーバーヘッドスキャナのデメリット

一見万能に見えるオーバーヘッドスキャナにもデメリットはあります。
オーバーヘッドスキャナは機器の特性上、カメラと原稿の距離が遠い構造になっています。
そのためカメラのピントを原稿の中心に合わせる特性上、外側の画像が歪む歪曲収差が生じます。
この歪んだ画像を毎回データ上で真っすぐに補正するのがオーバーヘッドスキャナの仕組みです。
しかしフラットベッドスキャナと比べると、補正により画像の精度が劣ることがあります。
カメラと原稿の距離が遠いこともあり、精密図面のように絶対的な精度が求められる場合には注意が必要です。

フラットベッドスキャナ(平面スキャナ)

フラットベッドスキャナとは、ガラス面に対して下向きに原稿をセットして機器内部に設置されたカメラが移動しながら撮影する方式のスキャナの総称です。
一般的なコピー機(A3機)などでよく見られる方式です。

ブックスキャナの種類
  • フラットベッドスキャナのメリット

フラットベッドスキャナは原稿とカメラの距離が近く、カメラ本体が移動しながら撮影するので歪みの少ない画像が得られるのが特徴です。
そのためスキャン後の補正処理などを経ずに、カメラが撮影した画像がダイレクトに保存されます。そのため、図面などのように縦横の精度が求められる場合に有効です。

  • フラットベッドスキャナのデメリット

フラットベッドスキャナは構造上、原稿を下向きにセットするため書籍などのようにページをめくる必要がある場合には都度持ち上げてめくってから再度裏返して位置合わせを行う手間が掛かります。
そのためオーバーヘッドスキャナに比べて作業スピードが遅く、原稿枚数が多い場合には時間がかかる傾向があります。

この記事の監修者

株式会社エビス
JIIMA 文書情報管理士1級羽鳥 悠介

株式会社エビスに入社し、6年間業務作業に携わっております。文書情報管理士1級の資格を持ち、その知識やこれまでの経験を元にお客様に寄り添ったサービスを心がけています。

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